男子プロゴルファー河本力(かわもとりき)さんのドライバー飛距離についてまとめました。
- 河本力はなぜ飛ぶ?
- 飛距離はどれくらい?
- 最高飛距離は?
- 愛用ドライバーは何?
日本No.1の飛ばし屋として知られる男子プロゴルファー!
そんな彼の飛ばしの秘訣についてご紹介します。
河本力はなぜ飛ぶ?
河本力さんのドライバーの飛距離は下記によって支えられています。
- 食べまくって作り上げたフィジカル
- 筋力だけじゃなく柔軟性も養うトレーニング
- 効率よく力を伝えるスイングフォーム
理由1:フィジカル
河本力さんは飛ばせる身体を作り上げるためにひたすら食べまくりました。
具体的には高校入学時点で60kgくらいだった体重を3年間で97kgにまで増量しています。
身長183cmという高身長の恵まれた体格に成長しながら+37kg、1年間12kgくらい(月1kg)なので劇的な変化といえるほどのハイペースですね。
そして、飛距離も70ヤードくらい伸びたそうです。
当時の食生活について2023年のインタビューでは下記のようにお話されています。
「ずっとご飯食べまくって、プロテインも1日中、5、6回飲んでましたね。やっぱり米と肉ですね。米と肉はとりあえず死ぬほど食べました、本当に。でも、まだまだ死ぬほど食べていこうと思ってます(笑)」
出典元:https://www.fnn.jp/
まだまだ食欲旺盛ですね!
もちろん太ったわけではなく、トレーニングと併用しながら必要な筋力を身に付けています。
厳しいアスリートの世界、特にパワーが重要となる選手の場合は増量が不可欠といえるでしょう。
実際、プロ野球選手でいうとメジャーリーガーの大谷翔平さんは身長193cmの95kg、ダルビッシュ有さんは身長196cmの102kgという強靭なフィジカルを元にご活躍中です。
男子プロゴルファー河本力さんもパワーの源となる身体づくりに力を入れ、ドライバー飛距離を最大の武器に仕上げています。
理由2:トレーニング
河本力さんは筋力だけじゃなく柔軟性を養うトレーニングも行っています。
ジュニア時代から海外で戦うために飛距離を伸ばすトレーニングを積み重ねてきました。
具体的にはゴルフクラブよりも重たいバットで1日1,000回以上素振りする筋トレを繰り返し、小さい頃は嫌で泣いて帰ったこともあるほど大変だったみたいです。
そして、高校生の頃からはストレッチに力を入れて柔軟性を養いました。
肩関節や肩甲骨周りを中心にとても柔らかい身体を手に入れて可動域が広がっています。
その結果、身体をひねった時の上半身と下半身の捻転差が大きくなり、スイングスピードが上がって飛距離に繋がっています。
なお、ご本人は筋トレ重視のトレーニングが嫌だったため、ストレッチに逃げてサボっていたことがよかったと笑いながらインタビューでお話されていました。
ただ、実際は相当な努力が必要だったと思います。
こういった地道なトレーニングを小さい頃から怠らずに続けてきた努力が、現在のドライバー飛距離を生み出していることは間違いないでしょう。
理由3:スイングフォーム
河本力さんは効率よく力を伝えるスイングフォームを意識しています。
飛距離を出すための最大のポイントはスイングスピードで、アッパーブローの軌道を意識するといいとご本人がお話されていました。
ただ、飛ばそうと思うほど曲がりやすくなるし、フォームが崩れて力が伝わらなくなることも重々承知しています。
そのため、体の開きを抑え、フェーズ面がインパクト時に真っすぐ当たるように意識するなどの重要性も解説していました。
実際、プロの有識者たちが河本力さんのスイングを解説した時にもハイハンドでインパクト効率がいいとお話されています。
また、姉の女子プロゴルファー河本結さんから直接叩き込まれてそっくりというダウンスイングで、上半身の軸がブレずに倒れないところも飛距離に繋がっているそうです。
そのため、飛ばしたいゴルファーにとってお手本といえるスイングといえるかもしれません。
河本力は飛距離320ヤード越え
河本力さんのJGTOツアーのドライビングディスタンス(ドライバー平均飛距離)を公式サイトからご紹介すると下記の通りです。
2020-2021年 | 318.92ヤード |
2022年 | 315.74ヤード |
2023年10月時点 | 324.92ヤード |
2020-2021年はアマチュア時代ですが、プロになってからも300ヤードを軽く超える記録を残しています。
2022年は2位に10ヤード以上の差をつけて日本男子ゴルフNo.1の平均飛距離を記録したため、かなり話題にもなりました。
彼にとって間違いなく飛距離は最大の武器といえますね。
ただ、状況に応じて正確性を優先したり、ドライバー以外のクラブを選ぶことも多いです。
そんなクレバーさも強さの要因なんだと思います。
それにしても、320ヤード越えなんて圧巻といっていいでしょう。
日本の男子プロの平均飛距離が約280ヤードなので40ヤードも違います。
また、2021-2022年度のアメリカツアー平均飛距離ランキング1位が321.4ヤード・2位が321.3ヤード・3位が319.3ヤードなので、世界基準と言われるのも納得です。
最高飛距離は370ヤード以上
河本力さんの過去最高飛距離は370ヤード以上です。
2022年のバンテリン東海クラシックに出場した時のウェブメディアで下記のように紹介されていました。
“おはようバーディ”の少し前、あさイチのティショットから周囲の度肝を抜いた。1Wで放たれた河本力の第1打はランディングエリアの下り傾斜も手伝って370yd超え。それが「気持ち的には3割、4割のイメージで振っている」と言うから周りは言葉を失う。残したセカンドの距離は70yd強。ウェッジで30㎝につけてバーディと幸先いいスタートを切った。
出典元:https://www.golfdigest.co.jp/
キャリーではなくランも含めてになりますが、次元の違う飛びっぷりですね。
ちなみに、アマチュア時代に出場した2018年の「フジサンケイクラシック」の2日目には平均353ヤードを記録しています。
もちろんドライビングディスタンスはツアープロを抑えて堂々の単独1位!
その時は予選通過できなかったそうなので、飛距離だけが重要ではないとはいえ、素晴らしい飛ばし屋であることは間違いありません。
今後も彼のドライバー飛距離には注目していきたいと思います。
ちなみに、ギネスにも載っている世界記録は2007年にアメリカのプロドラコン選手のマイク・ドビンさんが記録した551ヤードです。
ツアーとは諸々状況が異なるとはいえ、パー5もワンオンできる飛距離なのですごいですね。
ヘッドスピードなどデータ分析結果
河本力さんのドライバーショットをデータ分析した結果が、姉の河本結さんのYouTubeチャンネルで紹介されていました。
具体的には下記の通りです。
ヘッドスピード | 55.4m/s |
総飛距離 | 347.9yds |
ボールスピード | 82.1m/s |
スピン | 2308rpm |
スマッシュファクター (ミート率) | 1.48 |
ヘッドスピードが速いほど飛距離が伸びやすいです。
日本の男子プロ平均は45~52m/sで平均飛距離は約280ヤードと言われているので、河本力さんの方が断然速いし飛んでいますね。
そんなデータや飛距離アップのためのレッスンを動画内でご紹介してくれているので、興味があればチェックしてみるといいかもしれません。
プロゴルファー姉弟の仲のいいやり取りを見ることも出来ますよ。
河本力の愛用ドライバー
2023年の最新情報だと河本力さんはキャロウェイの「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー(8.9度)」に藤倉シャフトの「VENTUS BLACK6TX」を組み合わせていました。
ロフトを立てたヘッドの方が自然なリリースを作りやすく、正確には測定していないそうですが平均1ヤード以上伸びている感覚があるそうです。
クラブ選びはクラブフィッティングなどを行って自分に合うアイテムを選ぶことが一番重要です。
ただ、日本No.1の飛ばし屋のドライバーを参考にして選んでみても楽しそうですね。
なお、河本力さんは小さい頃からお世話になっているご縁で、キャロウェイとスポンサー契約の一つである総合用具契約を結んでいます。
そのため、クラブなどはキャロウェイのアイテムで揃えられていますよ。
河本力はなぜ飛ぶ?ドライバー飛距離の秘訣まとめ
- 河本力はパワーの源となるフィジカルを食べまくって作り上げている
- 筋力だけじゃなく柔軟性を養うトレーニングも行い上半身と下半身の捻転差で飛ばす
- 効率よく力を伝えるスイングフォームを忘れない
- 飛距離320ヤード越えを記録する日本No.1の飛ばし屋
- アメリカツアートップの平均飛距離と比べても遜色ない世界基準の飛ばしっぷり
- 最高飛距離は驚愕の370ヤード以上
- ヘッドスピードなどデータ分析結果は記事内の通りでプロの中でも別次元
- 愛用ドライバーはキャロウェイのパラダイム
今回は男子プロゴルファー河本力さんのドライバー飛距離についてまとめました。
驚異的な飛距離を生み出す秘訣は地道で絶え間ない努力の成果ということがよく分かります。
これからも彼の飛ばしっぷりに注目しながら応援していきたいです。



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